システム開発・インフラ構築のディ・アイ・システム

グローバルECサイト基盤
(はなまる 様)

「SOCOCARA AUTO MARKET」の構築を通じて実現したサイト統合とグローバル強化 ~持続的成長を支える開発基盤の確立~

自動車買取事業を中心に成長を続け、世界110カ国以上と取引を展開する株式会社はなまる。同社はさらなる事業拡大とグローバル化を見据え、プラットフォームの抜本的な統合を完遂した。開発パートナーとして伴走したディ・アイ・システムは、グローバルECサイト「SOCOCARA AUTO MARKET」の構築を通じ、UI・UXの刷新、海外対応の強化、そして劇的な業務効率化を実現。その成功の背景には、頓挫しかけたプロジェクトを立て直した確かな技術力と、柔軟な伴走型体制への深い信頼があった。

株式会社はなまる
営業戦略本部 デジタル戦略部
中澤 佑紀 氏

株式会社はなまる 営業戦略本部 デジタル戦略部 中澤 佑紀 氏

01課 題

複数サイト運営による顧客の分散を解消し、クロスセルの機会を最大化したい

海外会員向けの機能を拡充し、世界市場における成約機会を確実に取り込みたい

UI・UXを全面的に刷新し、会員数の拡大とサイト利用の定着化を図りたい

事業拡大とグローバル化を見据えた
サイト統合の必要性

株式会社はなまるは、1998年の創業以来、自動車買取事業を中核として成長を遂げてきた。中古車買取・販売に加え、事故車や災害車(ダメージカー)、廃車等の取り扱いにおいて独自の強みを持ち、年間取扱台数は10万台、累計では100万台を超える業界のリーディングカンパニーである。

同社は早くから自社オークションサイトを運営し、BtoB EC市場において確固たる基盤を築いてきた。また、海外展開にもいち早く着手しており、現在では世界110カ国以上をカバーする広範な取引ネットワークを構築している。

現在の取引ネットワークが構築される過程において、2021年2月は重要な転換点となった。当時、同社はさらなる成長戦略として、損害車両を扱う従来の「はなまるオークション」に加え、中古車特化型の「リユースオークション」を立ち上げた。車両の安全性能向上に伴い、事故車流通量が減少傾向にあるなか、中古車領域の強化は中長期的な成長を見据えた最重要戦略であった。

「リユースオークション」の立ち上げは、運用コストの大幅な圧縮と新たな販売戦略の確立をもたらした。しかし、事業拡大を加速させるフェーズにおいて、会員数や入札件数の伸び悩みという課題が浮上。そこで同社は、国内はもとより海外会員の獲得に向け、あらゆるユーザーが利用しやすいよう機能拡充を図ったが、当時の「リユースオークション」は、この新戦略に対応しきれず、早急なアップデートに迫られた。さらに深刻だったのが、二つのサイトが独立運営されていた点である。ユーザーが双方を横断的に利用する機会を逃しており、サイト統合は喫緊の経営課題となっていた。

「『リユースオークション』単体の改修よりも、横断的に閲覧・売買できる統合プラットフォームの構築こそが、販売機会の損失を防ぐ最善策だと判断しました」(中澤氏)

全サービスへワンストップでアクセスできる環境を整え、顧客の利便性を劇的に向上させる。この構想の実現に向け、国内外のユーザーがシームレスに取引できる「SOCOCARA AUTO MARKET」構築プロジェクトが始動した。

02導入のポイント

他社が開発を断念したシステムを解析し、短期間で完遂させる「再生力」。確かな技術力とビジネスに寄り添う「伴走姿勢」が選定の決め手に

危機的状況を打開した技術力と
柔軟なパートナーシップ

はなまるが「SOCOCARA AUTO MARKET」の構築にあたり、ディ・アイ・システムをパートナーに選定した背景には、2019年のプロジェクトにおける「再生」の実績がある。当時、サイトリニューアルは前開発ベンダーの事情により開発が頓挫し、未完成のシステムが放置されるという危機的状況にあった。その際、紹介を通じて救世主となったのがディ・アイ・システムである。

ディ・アイ・システムが行ったのは、いわば「エンジニアリングによる救済」だ。他社が残した複雑なソースコードを徹底的に解析・整理し、不具合を精査した上で再構築を敢行。その高度な解析力と、わずか6カ月という短期間でシステムを稼働させた遂行力は、同社に多大な信頼を与えた。

「他社の作りかけのシステムを一から読み解き、短期間で形にしてくれたことは非常に心強かったです。また、前ベンダーとの請負契約では柔軟な対応が難しい面もありましたが、ディ・アイ・システム社は準委任契約をベースに、こちらの意図を汲み取った機動的な開発を進めてくれました。この信頼関係があるからこそ、今回の新プロジェクトに限らず、迷うことなくディ・アイ・システム社を選び続けているのです」(中澤氏)

従来の請負契約では、仕様変更のたびに再見積もりや契約調整が発生し、開発スピードが鈍化しがちだ。しかし、両社の関係は、状況変化に合わせてリソースや優先順位を適宜最適化できる「共創体制」を前提としており、これが試行錯誤を伴う大規模刷新において高い成果を生んでいる。

03効果

サイト統合とUI・UX刷新により、国内外のクロスセルを促進

機能拡充により、世界市場における新たな販路開拓を実現

月間約300万PV、約2.8万会員を支える、拡張性の高い堅牢なプラットフォームを確立

サイト統合がもたらしたビジネスの拡張と
深化するパートナーシップ

2023年4月に始動した本プロジェクトは、単なる機能集約を超えた広範なビジネス変革であった。開発過程の困難に対し、ディ・アイ・システムのメンバーはブリッジSEとして同社に常駐。現場と密接に連携しながら段階的な改善を重ね、2025年1月、「SOCOCARA AUTO MARKET」の正式公開を迎えた。

公開から約1年。中澤氏は次のように語る。「以前は海外会員限定だったデータ共有在庫を国内会員にも開放したことで、販売機会が最大化されました。何より、一つのプラットフォームで事故車・中古車の選定から、運搬や購入方法の検討までシームレスに行えるようになった意義は大きいです。現地到着までの総額が明確に把握できることでお客様の選択肢が広がり、購入機会の拡大に直結しています。さらに、国内会員中心だったオークションへの海外会員の参入も実現しました。海外会員が選べる商品群が増えたことで、新たな販路開拓につながり、当初の課題であった入札件数の向上が達成できました」

現在、同サイトは月間アクティブ会員数2.8万人、月間300万PVを誇る規模へと成長し、業界内で圧倒的な存在感を示している。

今回のサイト統合は、同社にとって決してゴールではない。「長期的なビジネス展開を見据えた『土台』が完成しました。今後はこの強固な基盤を軸に、UI・UXの継続的な向上や社内システムの改善を重ねることで、さらなるビジネス成長と業務効率化に繋がると期待しています」(中澤氏)

▲ 株式会社はなまる 大阪本社

変化に伴走し続ける
真のパートナーとしての信頼

最後に、ディ・アイ・システムへの評価を伺った。「事業環境の変化が激しい当社にとって、短いサイクルで改善を繰り返すアジャイル的な開発体制は不可欠です。ディ・アイ・システム社は、当社の要望変化にも真摯に向き合ってくれました。技術力はもちろんですが、常駐メンバーが当社の文化に溶け込み、同じ目線でプロジェクトを推進してくれる『人』としての姿勢を高く評価しています」(中澤氏)

変化し続ける市場環境において、柔軟に進化を遂げる「SOCOCARA AUTO MARKET」。その根底には、受託の枠を超えた「伴走型パートナーシップ」がある。ディ・アイ・システムはこれからも、同社の事業成長を支える技術基盤を共に築き、ビジネスの進化を支え続けていく。

■株式会社はなまる
大阪本社
〒559-0034
大阪府大阪市住之江区南港北1-14-16 大阪府咲洲庁舎40F
東京本社
〒104-0028
東京都中央区八重洲2-10-10 新八重洲ビル2階B室
代表者
代表取締役会長 岡崎和也
設立
1998年4月11日
事業概要
中古自動車及び中古自動二輪車の買取、修理及び販売
インターネットオークションサービス及びその運営
ネットオークションサイトの構築、設計、運用、販売、
並びに保守管理 等
URL

https://www.sococara.com/sococara/
(サービスサイト「SOCOCARA AUTO MARKET」)

https://www.hanamaru870.net/
(サービスサイト「車買取」)

▲株式会社はなまる 中澤氏(左)、
ディ・アイ・システム 髙宮(右)

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